初心者がジャズらしく演奏するためにLay back(レイバック)をデクスターゴードンから学ぶ

今回はジャズを演奏するときにジャズらしく演奏する方法として「lay back」について書いていきます。

上手い演奏はできるけどジャズっぽくならないとか、どんどんテンポが早くなってしまって困っている人はこのlaybackを意識して演奏に参加してみると何か新しいものが見えるかもしれない。

Lay back(レイバック)の意味

この「lay back」は翻訳すると「後ろに寄り掛かる、後方に傾ける リラックスする」と出てきます。これがジャズにどう関係しているか?ということなのですが、フロントがビートに対して遅れ気味に演奏するという意味になります。

リズムよりも前のめりに演奏するか?後ろに寄りかかって演奏するか?ということです。このリラックスができていると2、4拍を意識しやすいですし、所謂スイングしやすくなります。

フロントは一番前に出ていなくてはいけない?

どこで見たのか聞いたのか覚えていないのですが、「フロントがすべての楽器の一番前にいなくてはいけない」と聞いたことがあるような気がします。確かにそういう考え方もあるかと思いますが、スイングできていない、ただただ前に突っ走ってるだけの演奏では心地よいジャズの雰囲気を台無しにしてしまう可能性が高いですよね。

前に出るとしても、リラックスしてしっかりとスイングできていなくては意味がありません。

デクスターゴードンを聴いてみましょう

試しにデクスターゴードンの演奏を聴いてみましょう。彼の演奏は今回のレイバック、リラックスがとてもよく表現されていると思います。
初めてデクスターの演奏を聴いたときは「こいつちょっと遅くね?」と思いましたが、今ではその演奏の虜です笑

どうでしょうか?リラックスして少しビートよりも少し遅れ気味に演奏しているのが分かるかと思います。
デクスターゴードンのコンファメーションを聞いた後にもう一つ演奏を聴いてみましょう。その違いに驚くことでしょう。

日本人の演奏を否定している訳ではありません、演奏もとても上手で参考になるところばかりです。ただ明らかにスイング感があるのはデクスターのほうですよね。
ジャズを演奏するときのリズムの取り方、演奏者全員の感じ方で曲の印象というのは大きく変わってしまうということです。

物事の習得レベル

このリズム感覚というのはすぐには手に入るものではないでしょう。普段の基礎練習、ジャムセッションでも意識して取り入れてみましょう。

物事の習得にはレベルがあるといわれています。
レベル1 知る
レベル2 意識するができない
レベル3 意識してできる
レベル4 無意識でできる
レベル5 無意識を人に教えられる(抽象度を下げられる)

今この記事でLaybackを初めて知った人はレベル1の壁を超えることができました。
次は練習やセッションでレベル2の壁を越えなくてはいけません。そして最初は意識しても途中でいつも通りに戻ったりうまくリズムが刻めなかったりするでしょう。
意識してできれば、毎回意識する必要がなくなるまで体に刷り込ませる。そうすると無意識に演奏したときでも、リラックスしてスイングのある演奏をすることができるようになるはずです。

この習得レベルを様々な練習に取り入れてみると自分がどの段階にいるのかを正確に確認することができます。
多くの人はスケールやコードの分散、曲のテーマというものを練習こそしていますが、レベル3で満足している人がいます。レベル3ではマイルスの言葉を借りると「すべてを学びすべてを忘れる」ができないです。

この「すべてを学びすべてを忘れる」は習得レベルでいうとレベル4以上の人のことを言っています。
しかしほとんどのなんちゃってジャズプレイヤーはレベル1の「知る」ということすらできていないこともあります。

おわり

これから音源の聴き方も変わってくると思います。
この練習は普段音源を聞いている時でもできるし、ほかの人のセッション聴いている時でもできますよね。

沢山ジャズを聴きましょう。
ここまでありがとうございました。

 

追記です。
デクスターゴードンも素晴らしいですが、もう一人ジャッキーマクリーンの演奏も張っておきます。

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