サックス初心者が楽器を購入するときはどれくらいの値段がいいの?

今回はサックスを購入するときに値段はどれくらいのものがいいの?という悩みが出てくると思いますので、そんな人に向けて書いていきます。

私は高校生の頃に楽器屋さんのセールストークにまんまと乗せられてセルマーの60万ほどの新品のサックスを購入しました。
今思えばあの選択は失敗でした。昔の自分に一言言えるのであれば「一番吹きやすいものを買え」と言いたいです。

高い=吹きやすい ではない

楽器屋さんはそれはもう高い楽器を購入してもらったほうが嬉しいですよね、それが利益になるのですから。しかしそんなプロのセールストークに流されて楽器を購入してしまうと購入後に後悔してしまうこともあるはずです。

高いから吹きやすい訳でもないし、いい楽器とも限らないということを購入前に理解しておきましょう。
ここでいう良い楽器というのは自分に合っているかどうか?ということです。

詳しくないから、とりあえず高いものを購入しておけば問題ないだろうと脳死で購入するとあとで後悔で死にます。なので可能であればサックス三大メーカーすべてのサックスを吹き比べてみることをお勧めします。

吹きやすさ重視

初心者には最も重要なことは音色よりも吹きやすさだと私は考えます。私は吹奏楽部出身でしたが、先輩が3番リード使っているから3番を使う、もっといい音色を出したいから3半を使う。というように 音色>吹きにくさ の価値観を刷り込まれていました。

そんなものは糞です。息がすっと入って楽器が響くほうがよい音色を出すためには大切です。自分が吹きにくいと思った楽器は購入しないほうがいいでしょう。

ちなみに経験者でもリードの厚さは2、2半、23/4 の人と会ったことがあります。リードの厚さと比例して音色が良くなるなんてこともないので、リードも初めは吹きやすさ重視でいきましょう。

楽器は吹いて入れば成長すると言われる

私がセルマーを購入するときに「新品だから少し吹きにくいけどそのうち馴染んでくるから」そう言われました。確かにそうかもしませんが、私は馴染んでくるまで結構な時間がかかりました。

自分の楽器をうまく鳴らすことができるようになったのは購入後1年はかかったかと思います。もちろん部活で毎日練習してですから、社会人など多くの時間が取れない人は「そのうち馴染む」を甘く見ない方がよいかと思います。

じゃあどうしたらいいいか?ですが初心者であればこそ中古で問題ないと思います。長年吹きこまれてきた楽器のほうが新品の楽器よりも吹きやすいことは多いです。

新品を買うメリットとしては楽器に癖がついていないので自分色に染めることができるという点だと思います。中古の場合は前の持ち主の癖などが楽器に残っていることがあるので中級者くらいになるとその癖が返って吹きにくいなんてことも起きますが、初心者の場合は癖が残ってる方が吹きやすいですよきっと。

値段が高くなくてもいい

中古で吹きやすい楽器を探したら必然的に値段はそれなりに落ち着くはずですです。

私は「ずっと続けるなら最高のものがいい」と言われて「たしかにな~」と思い新品を購入してしまいました。きっと部活で半強制的に練習する環境でなければ今サックスを続けることはできていなかったでしょう。ずっと好きで一生の趣味になるのであればまた買えばいいと思いますので一生に一度の購入だと恐怖を煽られて決断しないように注意しましょう。

基準で吹きやすさを重視しますが、自分に「この楽器でずっと練習できるかどうか?」と聞いてみると分かりやすいかもですね。試奏する場合も1時間2時間と長時間練習するときのことを想像して楽器を吹いてみましょう。音色重視だとこの部分が抜け落ちていることがあります。

楽器屋さんのセールストークに踊らされて、吹きにくい楽器を手にして練習するモチベーションが下がってしまったら元も子もないですので気を付けてください。

プロの選定品や吹ける人に選定してもらう

まず忘れてはいけないのは、その楽器を吹くのは自分自身ということです。プロや経験者が吹きやすい楽器が必ずしも初心者も吹きやすいということはイコールにならないかと思います。「選定品だから大丈夫」と脳死で購入せず、一つの判断基準にしたほうがいいです。

二つで迷っていて一つが選定品であれば選定品を購入するほうがいいと思いますが、その場合も必ず自分で吹いてみることがいいと思います。
吹けない人であれば選定してある楽器を購入したほうがいいですが、まだ楽器を吹けないのであれば最初はレンタルや体験レッスンなど貸し出ししているところで経験してから購入した方が間違いないかと思います。

セルマーブランド

セルマーのブランド力は強いです。私も高校の時に購入した楽器もセルマーを憧れから購入したところもあります。
ただここまで書いた内容を総合するとブランドなんて関係ないということが理解していただけたと思います。中学高校で自分のサックスを持っている人のセルマー率は8割くらい占めてるんじゃないですかね、具体的なデータがあれば見てみたいです笑
それくらい憧れがあるものです。サックスを演奏している人なら誰もが知っているメーカーですしね。

以前お祭りで演奏をしたときにちんどん屋のおじさんに「良い音色だね、セルマー?」と言われることがありました、音色について言われるのは嬉しいですが「セルマーです」と答えたときに、まるで楽器のおがけでいい音色がでてるとでも思ってるのか「やっぱりね~いいよね~」と言われました。

このエピソードから分かることは、セルマーってだけで少し期待してしまうことがあるということです。
セルマーは下手するとサックス以外の人でも音楽やったことない人でも知っている人はいます。初心者がセルマーを持っているというだけであらぬ期待を持ちかけられることもあるでしょう。また、セルマーなのに上手くならない、、、と自分と楽器を疑うこともあるかもしれません。

ジャズ漫画のブルージャイアントの第六巻にこんなコマがあります。

主人公の大がセッションに参加するときにお店にいた男性二人がこんな会話をしています。
「年季の入った楽器もってんぞ。」
「いるじゃんよ、楽器だけってのはくさるほど・・・」
このコマを私は記事を書いているときに思い出しました。この二人の言葉がまるで自分に向けられているかのように感じたから覚えていたんだと思います。

なので憧れのブランドを背負うときはそれ相応の責任や期待を背負うこともあるかもしれないことを覚えておくといいかもしれません…

まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます。
最後にまとめてみます。

  1. 中古でもいい
  2. 吹きやすさ重視
  3. しっかり試奏する
  4. 長時間練習できるか想像する
  5. ブランドで決めない
  6. 自分で決める

結局最後は自分で決めるということになってしまいますが、後悔の無いように皆さんが良い楽器に巡り合うことを祈っています。

あと一つの楽器店だけで決められない場合は複数の楽器店を見て回るのも一つの手ですので、柔軟に考えていきましょう。

 

ありがとうございました。

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