サックスの音色が汚いのがコンプレックスだったけど、時が経てばそんな悩みは吹っ飛ぶ

私はサックスデビューしてから7年近く経っています。

今でこそ自分の音色に自信を持つことができるようになったり、依頼されて演奏に行ったりすると「お上手ですね」なんて言われたりもするけれど、決して昔からだったわけではないです。

褒められたのはお世辞かもしれない、だけど昔よりは大きく成長することができていると自信を持って言うことができます。

演奏に自信が持てるようになったのも大学に入学してから少しづつという感じで、高校3年間は自分でも上手くできていないことをむずがゆく感じていました。

高校3年生でエチュードを練習しまくる

まずちゃんとした練習というのをサックスを初めて一年目、二年目は今思い返すとできていなかったと思います。
練習ってよく言われていますが、適切な練習を適切な量やることでやっと効果がでるんですよね。それを考えたときに私がちゃんと練習するようになったのは高校3年生からではないかと考えます。

高校3年生からラクールのエチュード1~25を少しづつ練習するようになります。
このラクールのエチュードなんですが、練習曲集なのですが普通に演奏しても楽しかったんですよね。楽しく演奏できるし、技術も向上することができる。

高校3年では暇があればこのエチュードを演奏しまくっていた記憶があります。
朝練、昼練習、夕方バスが出るまで。
毎日毎日ずっと吹いていた記憶があります。

この教則本には25曲収録されていたのですが、一つ一つを満足いくレベルまで演奏することは1年でちょうどといった感じでした。

顧問に「もっと綺麗な音を吹いてほしい」と言われる

お恥ずかしい話なのですが、本当に言われてしまいました。
たしか高校2年生の頃だったのですが、このころすでに自分の楽器を購入していたこともあり、それなのに自分の下手さにとどめを刺されたといいますか自信を完全にへし折られましたね笑

先輩にも、プロの方にも音色について何回も聞いたのですが、なかなか自分の満足いく音色というのは高校の時には出すことができなかったです。
むしろ遊びで吹くアルトサックスのほうが音色いいじゃんと副顧問に言われてしまう始末です><

そこから自分のテナーサックスコンプレックスが始まります。
アルト、バリサクを吹いている方が音色良いし、合奏でも貢献している気がして楽しかったんですよね。

今思い返せば、新品のテナーを購入したのでまだ馴染んでいなかったというのが原因だと思うのですが、そんなのすぐには馴染んできませんからね。

大学の吹奏楽ではアルトを始める

そんなテナーサックスへのコンプレックス(入学時には少し軽減していましたが)を抱えていたので、大学の吹奏楽ではアルトをやらせてもらうことにしました。
そして兼用したことのある人なら分かりますが、アルトといえど違う楽器なんですよね。

テナーにはテナーの悩みがあるように、アルトにはアルトの悩みが立ちはだかりました。

主なものは
・E♭管なので合奏でドイツ音名がすぐ出てこない
・口が痛くなる
・透き通るような音色はちょっとかじった程度で出せるものではない
・メロディーを演奏することが多いので、ピッチにさらに敏感になった

まあでも長年憧れていたアルトを吹くことができたので私は幸せでしたけどね。

アルトを始めて我慢できないほど口が痛くなるという問題が立ちはだかり、それをどうにかしようとしたことが音色を改善することができた一番の要因になったと思います。

アルトを演奏することで自分は噛みすぎだという事に気が付かされた

恐らくこれが音色が汚くなってしまう一番の原因ではないかと思います。
厳密には噛んで演奏してしまうことにより、管がしっかり響かないということです。

だからバリサクを吹いたときには綺麗に音が鳴るんですよ。
私と同じように、バリサクを吹いて綺麗な音が出せるのであればテナーやアルトでは噛みすぎが原因かもしれない。

吹奏楽ではピッチ至上主義なところがあり、音色の響きよりもピッチを優先するところがあるかと思います。(私の高校ではピッチ重視でした><)
理想は 良い響き>>>ピッチ のほうが聴いていて迫力も出ますし、よく響いている方がピッチも合わせやすいですよね。

合奏中に委縮して怯えながら演奏していると音色もピッチもどちらも悪くなってしまうのではないでしょうか。
パート練習でも合奏でもいいです。一度ピッチを気にせず大きな音で響かせることを意識して吹いてみると世界が変わるかもしれませんね

ジャズでの演奏も音色に影響を与えた

吹奏楽でのサックスは口を膨らませては駄目!という教育を多くの吹奏楽部ではされているかと思います。
しかしなぜそうなのかしっかりと説明できている先輩、顧問はどれほどいるのでしょうか?

口を膨らませてはいけない理由としては 音程が安定しないから というのが一番の理由になると思います。
しかし、逆に考えてみればピッチが安定すれば口を膨らませても問題はないという事ですよね。

このことに気が付いた経緯はジャズセッションです。
女性のドラマーの先輩がいたのですが(見た目まじヤンキー)その方に休憩しているときに

「音小さくね?」

と言われたのがきっかけで周りからうるさい!と言われるほどの音量で演奏してみたところ
アンブシュアも気にせず(膨らませて)、ただただ大きく演奏しているだけなのに、いつもよりいい音出てることに気が付いたんですよ。

ああ、私は噛みすぎで息が細かったんだ とこの時に確信しましたね。

高校の頃に見てもらっていたプロの方の言っていたことをよく思い出します。

「前歯でマウスピースを強く押さえつけて下唇は添えるだけ」という事を学んでいました。
例え楽器を揺さぶられてもブレないくらい強く押さえつけるといいということでした。

これに付け加えてそれで「最大音量で吹いてみて」と言われていれば高校の時に気が付くことができたかもしれない、、、

まとめ

マウスピースに歯形がしっかりついている人はきっと音色にも自信を持てているはず。
そうじゃない人で音色に自信がない人はきっと前歯の押さえつけが甘い、息が細い、噛みすぎなのではないでしょうか?

私の場合は口は膨らませてもピッチ合わせられるなと思いましたのでちょっと膨らむくらいでいつも演奏しています。
口を膨らませたほうが音程のコントロールしやすいのでリードを押さえつけて調整するよりも良いと思いますしね。

音色にコンプレックスを抱かなくなったのはサックスを初めて5年目くらいからですので、初心者の場合は「すぐには綺麗に吹けない」と割り切ってしまうと気持ちが楽かもしれませんね。

昔読んだどこかのブログ記事で、アンブシュアコンプレックスを抱いていた金管の方なのですが、長いこと演奏を続けていたらいつのまにか「〇〇さんは〇〇プロみたいなアンブシュアをしているね」と言われるようになったそうです。

別にアンブシュアを真似たとかではなく、アンブシュアは割り切ってとにかく吹きまくっていたらいつかは理想のアンブシュアになっているかも見たいな記事でした。
音色も同じように、長い年月が経ってしまえば気が付いたときにはもう悩みでも何でもないかもしれなくなるかもしれませんね。

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